2023年の人事関連の変更点のおさらいと、2024年に予定されている変更点について

いつもお世話になっております。パソナシンガポールです。

早いもので2023年も残りあとわずかとなりました。
シンガポールでは毎年何かしらの人事関連の変更点がございますが、今年は特にEP申請における新ポイント制度COMPASSの導入など、大きな変更点もございました。
また、年明けにもいくつか人事関連のレギュレーションの変更がございます。
そこで今月のニュースレターでは、2023年の人事関連の変更点のおさらいと、2024年に予定されている変更点についてご説明します。ご参考になれば幸いです。

本年もパソナシンガポールをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願い致します。


2023年9月より、Employment Pass (EP)申請のフローが2ステージ制となりました。
ステージ1はこれまで通り、月額固定給与による審査となりますが、ステージ2で新たにポイント制度 Complementarity Assessment Framework (COMPASS)が導入されました。
新規申請は2023年9月1日から適用されており、更新については2024年9月1日から適用となります。

COMPASSについては過去のニュースレターをご参照ください。

参照:https://www.mom.gov.sg/passes-and-permits/employment-pass/eligibility#compass

COMPASSの審査項目内に学歴が含まれたことにより、シンガポール労働省(Ministry of Manpower:MOM)認証の第三者機関による学歴証明書の提出が義務付けられました。
COMPASSと同様に、新規申請は2023年9月1日から適用されており、更新については2024年9月1日から適用となります。

学歴証明については過去のニュースレターをご参照ください。

参照:https://www.mom.gov.sg/passes-and-permits/employment-pass/documents-required

2023年9月より、S Passの申請に必要な最低月額給与額の引き上げられました。
金融サービス業界以外:S$3,000 → S$3,150
金融サービス業界:S$3,500 → S$3,650

新規申請は2023年9月1日から適用されており、更新については2024年9月1日から適用となります。
さらに2025年9月1日からはS$3,300(金融サービス業界以外)、S$3,800(金融サービス業界)へ変更となる予定です。

また、雇用税(Levy)についても、S$450 → S$550に引き上げられました。(Tier 1 levy のみ)
さらに2025年9月1日からはS$650へ変更となる予定です。

参照:https://www.mom.gov.sg/passes-and-permits/s-pass/upcoming-changes-to-s-pass-eligibility

シンガポールでは以下の3つを全て満たす父親の場合、2週間の父親の育児休暇(有給)の取得が可能です。
・子どもがシンガポール国籍であること
・妊娠発覚~出産までの間、子供の母親と法的に婚姻関係にあること
・雇用主の下で3か月以上連続して勤務をしていること
取得は子どもの出生日~12か月以内に取得する必要があります。
(取得タイミングはデフォルトでは出生日から16週以内にまとめて取得となっておりますが、雇用主と従業員の取り決め次第でフレキシブルに取得可能)

この父親の育児休暇の休暇取得日数が2024年1月より2週間→4週間に拡大*されます。
*追加の2週間は雇用主の合意によります。(政府の補助あり)参照:
https://www.mom.gov.sg/employment-practices/leave/paternity-leave
https://www.profamilyleave.msf.gov.sg/schemes/paternity-leave

シンガポールでは以下の3つを全て満たす場合、両親はそれぞれ6日間の無給乳児休暇の取得が可能です。
・子どもの年齢が2歳未満であること(法的に認められた養子や義理の子どもも含む)
・子どもがシンガポール国籍であること
・雇用主の下で3か月以上連続して勤務をしていること

この無給乳児休暇の年間の休暇取得日数が2024年1月より6日間→12日間に拡大されます。

参照:https://www.mom.gov.sg/employment-practices/leave/unpaid-infant-care-leave

差別的な雇用を禁じ、公平な雇用慣行のガイドラインである、Tripartite Guideline on Fair Employment Practices(TGFEP)が、2024年内に法律化されるとシンガポール政府は発表しています。(2021年のNational Rallyにて)
これまで以上にTGFEPを遵守することが企業には求められることになります。

参照:
https://www.mom.gov.sg/employment-practices/fair-consideration-framework
https://www.tal.sg/tafep/resources/publications/2019/tripartite-guidelines-on-fair-employment-practices
https://www.businesstimes.com.sg/international/national-day-rally-singapore-tighten-criteria-work-pass-holders

パンデミックを経て本格的に企業に求められてきたFlexible Work Arrangementsですが、こちらを2024年内にガイドライン化されるとシンガポール政府は発表しています。(2023年のシンガポール予算案にて)

Flexible Work Arrangementsについては過去のニュースレターにて政府が実施したサーベイ結果をご紹介しておりますので、よろしければご参照くださいませ。

参照:
https://www.tal.sg/tafep/employment-practices/work-life-harmony/fwas
https://www.straitstimes.com/singapore/jobs/government-unions-employer-groups-start-work-on-guidelines-on-flexible-work-arrangements


以上、今月は『2023年~2024年の人事関連変更点まとめ』をお届けいたしました。今後取り上げてほしいニュースレターのテーマについてご意見等ございましたら、どうぞお気兼ねなくご連絡ください。

※本記事で提供している情報は2023年12月22日時点の情報をもとに作成しています。ご利用される方のご判断・責任においてご使用ください。本記事で提供した内容に関連して、ご利用される方が不利益等を被る事態が生じたとしても、当社では一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。

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