いつもお世話になっております。パソナシンガポールです。
3月で年度末を迎える企業様も多いかと思いますが、例年この時期は駐在員の入れ替わりが特に多くなります。弊社にも、これまでお付き合いのあった方々から帰任のご挨拶をいただいており、長年シンガポールに駐在されていた方もいらっしゃるため、少し寂しさを感じております。
駐在員の交代に伴い、業務の引き継ぎをされることと思いますが、人事・労務に関する引き継ぎもぜひご検討いただければと存じます。
実際に、「新しい駐在員に変わったことで業務の進め方が大きく変わり、ローカルスタッフが戸惑っている」「前任の駐在員と合意していた雇用条件が引き継ぎ資料に残っておらず、新しく赴任された方が対応に苦慮している」といったお声をよく伺います。
今回の記事では、昨年3月にお送りした「人事・労務の引き継ぎリスト」を改めて共有するとともに、4月からのLeave制度のアップデートについてもお知らせいたします。
本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

人事労務の引き継ぎリスト
昨年3月に配信した人事労務の引き継ぎリスト、是非改めてご確認ください。
https://mailchi.mp/pasona/hr-handing-over-list-mar2024特に2024年~2025年にかけて、就労ビザ(EP、Spass)の申請基準が変更されたものや、これから変更が予定されているものがございます。自社内の就労ビザ保持者が少ない場合、2~3年に一度しか就労ビザの申請をしないという企業様も多いです。その場合、前回申請した時とは申請基準や採用枠(Quota)が変わっている可能性が高いので、必ず申請時に適用される条件について確認をするようにしてください。
<直近のEPアップデート>
( 1 ) EP qualifying salary (Stage 1)
Employment Pass(EP)を取得するためには、2つのステージにおいて要件を満たす必要がございます。
Stage1:EP qualifying salary
Stage2:Complementarity Assessment Framework (COMPASS)
2025年1月1日より、Stage1のEP qualifying salaryの金額が変更となりました。
金融サービスセクター: S$5,500 ⇒ S$6,200
それ以外のセクター : S$5,000 ⇒ S$5,600
※新規申請については、2025年1月1日より適用、更新申請については2026年1月1日より適用。
上記金額は最低金額であり、実際には年齢に応じたEP qualifying salaryが設定されています。
(参照:Eligibility for Employment Pass)
( 2 ) COMPASS C1 salary benchmarks by sector (Stage 2)
Stage2のCOMPASSにおいても2025年1月1日より適用されるアップデートがいくつかございます。
そのうちの1つが1 salary benchmarks by sectorです。
こちらはセクターごとに金額が異なるため、自社の該当セクターの金額をご確認ください。
2025年1月1日より適用されるC1 salary benchmarks by sectorはこちらからご確認いただけます。
c1-salary-benchmarks-upcoming.pdf
※新規申請については、2025年1月1日より適用、更新申請については2025年7月1日より適用。
( 3 ) COMPASS C2 Qualifications (Stage 2)
同じくCOMPASSの中で、C2 Qualifications(学歴)についてもアップデートがございます。
C2 Qualificationsにおいて、20ポイント取得となる大学リストのアップデート版が公開され、日本の大学ではこれまでの5大学(東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、東京工業大学)に加え、早稲田大学と慶応大学(経営学部にてMBA取得の条件あり)が追加となりました。
compass-c2-list-of-top-tier-institutions-upcoming.pdf
※新規申請、更新申請ともに2025年1月1日より適用。
( 4 ) COMPASS C5 Skills bonus Shortage Occupation List (SOL) (Stage 2)
COMPASSのボーナス基準となる、C5 Skills bonus Shortage Occupation List (SOL) についてもアップデートがございます。
これまでの6セクター(Agritech、Financial Services、Maritime、InfocommTechnology、Green Economy、Healthcare)に加え、Semiconductorが追加となりました。
sol-guidebook-upcoming.pdf
※新規申請、更新申請ともに2025年1月1日より適用。
<直近のS Passアップデート>
( 1 ) Changes to S Pass qualifying salary
S Passを取得するためには、S Pass qualifying salaryを満たす必要がございます。
このS Pass qualifying salaryの金額が2025年9月1日より変更となります。
金融サービスセクター: S$3,150 ⇒ S$3,300
それ以外のセクター : S$3,650 ⇒ S$3,800
※新規申請については、2025年9月1日より適用、更新申請については2026年9月1日より適用。
上記金額は最低金額であり、実際には年齢に応じたS Pass qualifying salaryが設定されています。
( 2 ) Changes to S Pass levy rates
2025年9月1日より、S Pass保持者に対して適用されるS Pass levy(雇用税)が変更となります。
サービスセクター: Basic / Tier 1 S$550 ⇒ S$650
それ以外のセクター :Basic / Tier 1 S$550 ⇒ S$650, Tier 2 S$650(No change)
(参照:Upcoming changes to S Pass eligibility)
4月からのLeaveアップデート
かねてよりお知らせしておりますが、2025年4月1日より、Shared parental leave(育児休暇の共有)、Paternity leave(父親の育児休暇)の制度が変更となります。
Shared parental leave(育児休暇の共有)
2025年4月1日以降、SPLは母親のMaternity leaveの中からの共有ではなく、父親と母親の間で共有可能な育児休暇として、追加で6週間付与されることになります。デフォルトでは、父親と母親でそれぞれ3週間ずつ取得が可能ですが、子どもが生まれた後、4週間以内に共有方法を変更することが出来ます。
Government-paid paternity leave(父親の育児休暇)
2025年4月1日以降、Paternity leaveの週数が、現行の2週間義務+2週間任意から、4週間の付与が義務化されます。
詳細はこちらのニュースレターをご確認ください。
https://mailchi.mp/pasona/singapore-expanding-parental-leave-sep2024
自社の就業規則書にShared parental leaveやPaternity leaveの規定がある場合、今回の変更を機にアップデートが必要となる場合がございます。弊社でも就業規則書・雇用契約書のレビュー・改定のご支援が可能ですので、お気軽にご連絡くださいませ。
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※本記事で提供している情報は2025年3月21日時点の情報をもとに作成しています。ご利用される方のご判断・責任においてご使用ください。本記事で提供した内容に関連して、ご利用される方が不利益等を被る事態が生じたとしても、当社では一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
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