2026年1月~適用!人事労務の変更点

早いもので今年も残すところわずかとなりました。
今年もパソナシンガポールをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。

2025年もお客様から様々な人事労務に関連するお悩み・ご相談をいただきました。
毎年のようにレギュレーションやビザ取得基準が変更となるシンガポールにおいて、最新の情報を速く、そして正しく理解することはとても重要です。

本記事では、2026年1月1日から適用される、最新の人事労務レギュレーション一覧をご紹介いたします。また、末尾では今年実施したシンガポール昇給・賞与サーベイの一部結果も共有いたします。

本記事が皆様のお役に立てましたら幸いです。
(※本記事で提供している情報は2025年12月17日時点の情報をもとに作成しています。)


※駐在員の方の入れ替えがあった際には、ぜひ弊社までお知らせください!
 新しいご担当の方にニュースレターをお届けいたします。
 お問い合わせ先:sales@Pasona.com.sg





( 1 )  EP qualifying salary (Stage 1) 

Employment Pass(EP)を取得するためには、2つのステージにおいて要件を満たす必要がございます。

Stage1:EP qualifying salary
Stage2:Complementarity Assessment Framework (COMPASS)

2025年1月1日の新規申請より、すでにStage1のEP qualifying salaryの金額が変更となっておりましたが、2026年1月1日より更新申請についても新基準が適用となります。

金融サービスセクター: S$5,500 ⇒ S$6,200 
それ以外のセクター : S$5,000 ⇒ S$5,600 

※新規申請については2025年1月1日より適用済み、更新申請については2026年1月1日より適用。

上記金額は最低金額であり、実際には年齢に応じたEP qualifying salaryが設定されています。
下記の表は労働省(Ministry of Manpower: MOM)で公開されているデータをまとめたものです。
(参照:Eligibility for Employment Pass

 ※図をクリックすると大きく表示されます。


( 2 )  COMPASS C1 salary benchmarks by sector (Stage 2) 

Stage2のCOMPASSにおいても2026年1月1日より適用されるアップデートがいくつかございます。
そのうちの1つがC1 salary benchmarks by sectorです。
こちらはセクターごとに金額が異なるため、自社の該当セクターの金額をご確認ください。

2026年1月1日より適用されるC1 salary benchmarks by sectorはこちらからご確認いただけます。
c1-salary-benchmarks-upcoming.pdf
※新規申請については2026年1月1日より適用、更新申請については2026年7月1日より適用

下記の表は労働省(Ministry of Manpower: MOM)で公開されているデータのうち、35歳の場合の金額を業界ごとにをまとめたものです。
(参照:c1-salary-benchmarks-upcoming.pdf

 ※図をクリックすると大きく表示されます。


( 3 )  COMPASS C2 Qualifications  (Stage 2) 

同じくCOMPASSの中で、C2 Qualifications(学歴)についてもアップデートがございます。
C2 Qualificationsにおいて、20ポイント取得となる大学リストのアップデート版が公開され、日本の大学ではこれまで5大学(東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、東京科学大学 *旧:東京工業大学)+早稲田大学と慶応大学(経営学部にてMBA取得の条件あり)となっておりましたが、2026年1月1日より、早稲田大学と慶応大学についても全ての学部が20ポイント取得の対象となりました。

<20ポイント取得対象大学リスト>
東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、東京科学大学 (旧:東京工業大学)、早稲田大学、慶応大学
compass-c2-list-of-top-tier-institutions-upcoming.pdf
※新規申請、更新申請ともに2026年1月1日より適用。


( 4 )  COMPASS C5 Skills bonus Shortage Occupation List (SOL)   (Stage 2) 

COMPASSのボーナス基準となる、C5 Skills bonus Shortage Occupation List (SOL) についてもアップデートがございます。

【7分野・30職種→29職種へ】
分野:Agritech、Financial Services、Green Economy、Healthcare、Infocomm Technology、Maritime、Semiconductor

職種:*2026年1月1日~適用
(追加)Healthcare :Podiatrist 、Medical social worker
(削除)Infocommtechnology:Cyber risk specialist、Cybersecurity operations specialist、Product manager (digital)

sol-guidebook-upcoming.pdf
※新規申請、更新申請ともに2026年1月1日より適用。







( 5 )  CPF Ordinary Wage ceiling

シンガポール人・永住権保持者の従業員向けに雇用主が一定割合拠出する必要がある、中央積立基金(Central Provident Fund:CPF)の基準給与の上限が2026年1月1日より引き上げられます。

 ※図をクリックすると大きく表示されます。

例えば、55歳以下の従業員の場合、毎月給与の17%を雇用主として納付する必要がありますが、今回の上限額変更によって、現在給与額がS$7,400より高い従業員の方がいる場合には納付額が変更となりますのでご注意ください。

例)給与額がS$7,800 の場合
現行の雇用主負担額:S$7,400* x 17% = S$1,258 *S$7,400が上限となるためS$7,400で計算
2026年1月1日以降の雇用主負担額:S$7,800 x 17% = S$1,326

こちらでCPF金額を算出できるカルキュレーターが公開されています。
CPFB | CPF contribution calculator


( 6 )  CPF Contribution Rates

同じくCPFについては、拠出率についても2026年1月1日より引き上げられます。
こちらは年齢が56歳~65歳までの従業員に対しての変更となりますので、該当する従業員がいる場合にはご注意ください。

 ※図をクリックすると大きく表示されます。







( 7 )  Progressive Wage Model for the security sector

Progressive Wage Model (PWM)とは、シンガポール人・永住権保持者の従業員(フルタイムおよびパートタイム)に対して、教育研修の実施と賃金の上昇を併せて義務づけ、労働生産性の向上を目指す制度のことです。
現在7つのセクターと2つの職種に対してPWMが定められており、それぞれ更新されるタイミングが異なります。(7月の更新、もしくは3月の更新が多い)

そのうち、Security sector(警備セクター)については、1月更新となっており、2026年1月1日よりMonthly basic wage requirements が引き上げられます。
Progressive Wage Model for the security sector






弊社ではシンガポール昇給・賞与サーベイを実施いたしました。
(調査期間:2025年10月24日~2025年11月7日)
今年は合計262社の企業様よりご回答をいただきました。お忙しい中ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。ご回答企業様にはフルレポートを配信済みですが、こちらの記事では平均値のみ共有いたします。







GET IN TOUCH

採用のご相談・サービスの詳細




以上、今月は『2026年1月~適用!人事労務の変更点最新の人事労務レギュレーション一覧 + シンガポール昇給・賞与サーベイ』についてお届けいたしました。

※本記事で提供している情報は2025年12月17日時点の情報をもとに作成しています。ご利用される方のご判断・責任においてご使用ください。本記事で提供した内容に関連して、ご利用される方が不利益等を被る事態が生じたとしても、当社では一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。








本記事はニュースレター(無料)にて毎月お受け取りができます。
日本語版と英語版にて配信中!(日本語版と英語版では内容が異なります)
ぜひ弊社Webサイトよりご登録ください。

▼日本語版ニュースレターのご登録は下記よりご登録ください。
 https://pasona.com.sg/ja/home-employer-jp/
 *日本語版の企業様向けページに遷移します。登録フォームはページ下部にございます。

▼英語版ニュースレターのご登録は下記よりご登録ください。ローカルHRの方におすすめ!
 https://pasona.com.sg/homepage-employer/
 *英語版の企業様向けページに遷移します。登録フォームはページ下部にございます。


New Posts

Employer Japanese
Ritsuko

Workplace Fairness Act(職場公平性法)施行に向けた採用実務のポイント

2月に発表されたシンガポール予算案の中でもトピックスに挙がっておりましたが、シンガポールでは雇用における公平性をさらに強化するため、2027年末までにWorkplace Fairness Act(WFA:職場公平法)が施行される予定です。

この法律は、採用・昇進・評価・解雇などにおける差別的取り扱いを防止し、より公平で透明性の高い職場環境を実現することを目的としていますが、従来のTripartite Guidelines on Fair Employment Practices(TGFEP:公平な雇用慣行ガイドライン)に加え、より実務的な対応準備が求められています。

Read More »
Employer Japanese
Ritsuko

ローカル従業員向け・次世代リーダー基礎力養成プログラム開講決定!2026年5月~8月

毎年ご好評をいただいております、パソナシンガポールとプレセナストラテジックパートナーズ共催のローカル従業員向けトレーニングプログラムですが、2026年度も開催が決定いたしました!

今年も昨年同様、現地ビジネスを支えるリーダーの思考力・マネジメント力を引き上げる「Leadership Essentials Program(3講座)」を開講いたします。

研修効果を最大化するため、今年度も引き続き対面形式にて実施いたします。また、昨年多くのリクエストをいただいたことを受け、今年は「リーダーシップ」と「組織マネジメント」の講座を6月に加え8月にも開講し、より多くの皆様にご受講いただける体制を整えました。

Read More »
Employer Japanese
Ritsuko

シンガポールで就労可能なステータスについて *2026年4月時点

日頃お客様から求人のご相談をいただいておりますが、ポジションによっては該当者が少なく、長期化されているケースもお見受け致します。そのような中で、Dependant’s Pass(DP)保持者やLong-Term Visit Pass(LTVP)保持者も候補者のひとつの選択肢になり得る場合がございます。
EPやS Passと比べると、DP保持者やLTVP保持者の採用はご経験のない企業様も多いため、どのように雇用できるのか、意外と知られておりません。
そこで、今月の記事では、DP保持者とLTVP保持者の雇用についてご紹介いたします。

Read More »
Employer Japanese
Ritsuko

就労ビザ申請基準の改定&ローカル雇用の動向・成果レポートのご紹介

新年快楽!
旧正月の直前、2月12日に2026年度のシンガポール予算案が発表されました。
今回の予算案では、Employment Pass(EP)やS Passの月額最低給与基準の引き上げも発表されました。

今月の記事では、シンガポール予算案で発表された就労ビザに関連する速報と、後半では2月11日にリリースされた「Local Employment Outcomes」についてご紹介いたします。

Read More »
Employer Japanese
Ritsuko

サポート内容のご紹介&シンガポールで需要の高い職種とは?

今年もトータルHRソリューションプロバイダーとして、シンガポールで事業展開されていらっしゃる企業様に寄り添い、人事労務面のサポートを提供できるよう、一同尽力してまいります。
本年もよろしくお願い致します。

パソナシンガポールの強みは、人事労務面の幅広い分野をカバーしていることから、お客様のご状況や課題に応じて多角的な視点からアドバイスができることです。

2026年最初の記事では、改めて弊社がご提供可能なサポートの内容を実例を交えながらご紹介をいたします。

Read More »
Employer Japanese
Ritsuko

2026年1月~適用!人事労務の変更点

2025年もお客様から様々な人事労務に関連するお悩み・ご相談をいただきました。
毎年のようにレギュレーションやビザ取得基準が変更となるシンガポールにおいて、最新の情報を速く、そして正しく理解することはとても重要です。

本記事では、2026年1月1日から適用される、最新の人事労務レギュレーション一覧をご紹介いたします。また、末尾では今年実施したシンガポール昇給・賞与サーベイの一部結果も共有いたします。

Read More »

New Posts

Employer English
Ritsuko

Singapore to Form Tripartite Jobs Council to Address AI’s Impact on Workers and Businesses

The Ministry of Manpower (MOM), the National Trades Union Congress (NTUC), and the Singapore National Employers Federation (SNEF) announced plans to form a new Tripartite Jobs Council (TJC) to help workers and businesses navigate the impact of artificial intelligence (AI) on jobs and workforce transformation.
The council aims to support responsible AI adoption while ensuring workers are equipped with the skills needed for an evolving economy.

Read More »
Employer English
Ritsuko

1 in 5 Singapore Workers Are Overqualified for Their Jobs — Most by Choice

A recent study by the Ministry of Manpower found that 19.4% of resident workers in Singapore were overqualified for their jobs in 2025, up from 16.3% in 2015.
However, the majority of these workers had intentionally chosen such roles, often prioritising factors such as work-life balance, flexibility, personal interests, or career transitions over job titles or qualification matching.

Read More »

We are excited to hear from you!